竪型インサート成形で可能になる複雑部品設計
インサート成形は、樹脂と金属部品を一体化させる技術で、耐久性や機能性を高めることができます。
特に竪型(たてがた)インサート成形は、部品を金型内にセットしやすく、複雑形状や精密部品の成形に適した方法です。
当社では、竪型インサート成形を活用し、自動車・電子部品・医療機器など幅広い分野で実績を積み重ねています。
竪型インサート成形の特長
- 作業効率の向上:金型が上下方向に開閉するため、部品のセットや取り出しが容易
- 高精度な位置決め:インサート部品を正確に保持でき、ズレや歪みを防止
- 複雑部品への対応:電子部品や細径部品など、精密性が要求される成形に最適
- 自動化との相性:ロボットや自動供給装置との組み合わせで、省人化や安定品質に貢献
活用事例
自動車部品
金属端子をインサートしたコネクター部品で採用。
接触不良を防ぐための高精度な位置決めと、耐久性を兼ね備えた成形を実現しました。
電子・精密機器
スイッチやセンサー部品に竪型インサート成形を適用。
小型で複雑な部品でも安定した成形が可能になり、組立工程の削減につながりました。
医療機器
体内や医療現場で使用されるデバイス部品に採用。
異物混入を防ぐクリーンルーム環境で竪型インサート成形を行い、精度と安全性を確保しました。
まとめ
竪型インサート成形は、複雑形状や精密性が求められる部品に適した成形技術です。
作業効率と精度を両立し、自動化にも対応可能なため、コスト削減と品質安定の両面でメリットがあります。
当社の経験と技術力を活かし、お客様の多様なニーズに応えるソリューションをご提供いたします。
竪型インサート成形に関するご相談や試作のご依頼は、ぜひお気軽にお問い合わせください。